先日、大荷物を持って自転車に乗り、
見事に転んで、カラダ中あちこちにアザができました。
家族には、おつとめ品になって〜と言われております。
コロナ禍、
ソーシャルディスタンスと自身でできる衛生管理には気を配り、
適度な外出を→
熱海へ行ってきました。
出張に便乗しての、滞在半日の弾丸ツアー。
グニャグニャした坂道、
車酔いで大変なことになりました。が、行ってよかったです。
熱海と言えば、MOA美術館へ。
素晴らしいところでした。
美術品を快適に鑑賞できる空間、
意外と少ないのです。
作品保護のためのガラスに、
対面に飾られている作品や、
よく見せようとしているはずの照明が反射したり、
自分の姿が映り込んだり、
美術館の空間設計は本当に難しいのです。
MOA美術館は、至るところに気配りがあります。
作品をよりよく魅せるために配置されている、ビロードのような漆喰の美しい壁は、
作品以上に惹きつけられました。
そんな私に気がついて、
この壁のことや、建具のことなどを、スタッフの方が丁寧に説明してくださいました。
思えば、エントランスから、スタッフの方の気配りが素晴らしかったです。
複数あるチケットから、その違いを主観を交えず、フラットに説明してくださり、
最後は、私の選んだ「お茶室セット」に共感してくださったスタッフの方。
この方は、警備の制服を着ておられました。
館内のエアコンを気にして、上着を取りに車へ戻ろうかと考えたところ、
その心配はないくらいの室温で管理していることも伝えてくださいました。
空間構成からも、そこで働くスタッフの方々からも、
作品やそこにいる人々に対しての、リスペクトが感じられました。
数時間の滞在でしたが、
とても暖かい気持ちになれたひとときでした。
まだ余韻に浸っています。