ホワイトキューブ
MoMAからはじまったとされる、白い立方体の内側のような展示空間。
どんな美術作品も、空間として中立に受け入れ展示する場所。
このホワイトキューブの考え方、スキなのです。
住居に当てはめるなら、
美術作品にあたるものが、住まう人。
住空間は、ホワイトキューブのように、
作品を鑑賞しやすい 名脇役 を求めたいと思ったのでした。
住まう人と、住空間。
どちらが主役かといえば、当然ながら住まう人。
部屋が人を表す、 よく聞く言葉です。
それと同じくらい、 空間(部屋)は人をつくる、
と思っています。

今の家を建てる際、
もちろん予算の問題もあったけれど、
建物は、できるだけ無機質なホワイトキューブにしたいと思いました。
無機質
一般的に「家」に求める、温もりとは逆にあるもの
それは、
フラットで、他の要素を引き立てるものになるのではないかと。
建物は、無機質、
共存する家具や生活雑貨は、
ちょっと背伸びしたくらいの上質なものを揃えたいと思いました。
フラットな無機質空間
↓
そこで、上質なものを適量使う
↓
それに見合う努力をする
↓
磨かれていく
こうなったらベストだと思っています。
それが、私が住環境に求める 温もり です。