モノトーンなキッチンツール
食欲をそそらせるには暖色系を、清潔感を漂わせるには寒色系を、
白はまだしも、黒となるとクールで近寄りがたい、
誰が決めたのか?!
ナチュラル=心地いいってなんで?!
ごめんなさい、会社でキリキリすることがあって、気が立っています。
起業家タイプの考え方の方には、
「今」に視点を置きすぎるのは、ネガティブな考え方に映るだろうけど、
現場では、苦水を飲まされている人がいるのもわかってね。
キッチンツール、特にスポンジは、消耗品ではありますが、
毎日使うものだから、お気に入りを選びたいと思うようになりました。
200yen のスポンジ、高いですよね、正直、私も買うのに躊躇しました。
しかも、先日、ストックをしない誓いを立てた私なのです。
(関連:シンプルなお買い物:ストックについて)
初めて使うものをいきなり10個⁈
結局買ったのですが、ちょっと昔話を・・・
・・・・・・・✒︎・・・・・・・✒︎・・・
20代は収入と物欲のバランスが全く合っていなかったので、
消耗品であるスポンジは 100yen shop で、10個で100yen なんてものを買っていました。
あの、ピンクとか、みどりとか、黄色とか、水色とかのカラフルなのです。
全く気に入っていなかったけれど、
幼少期、田舎で育った私は、そんなものだと思って使っていました。
スポンジって使い捨てるものだし、機能はどれも大差ないのかと思っていたのです。
それから少しずつ、インテリアもほしいものを手に入れられるようになり、
雑誌でみるような、憧れの暮らしに一歩ずつ近づいていっている 気がしていた のです。
気がしていたのですが、何かが違うのです。
家具のクオリティかなぁなどと派手なものにばかり目が向いていました。
そんなある日、友達の家に遊びに行きました。
彼女とは幼馴染で、社会人になって一人暮らしをしてからも、家を行き来する唯一の友達です。
とてもセンスがよく、みんなの人気者です。
そんな彼女の家のキッチンを見てハッとしたのです。
洗剤は、ブラックのジュエリーみたいな素敵な容器に詰め替えて、
スポンジはそれに合う、ブラックのものを使っていました。
すごくキレイでした。
確かにそこにあるのは、台所洗剤とスポンジという意味では、生活感なのです。
なのですが、この「生活感」は、今までこの言葉が意味していた、
昭和感というか、スタイリッシュとは逆のものではなく、
「心の豊かさ」のようなものに感じられたのです。
思い出してみると、
彼女も彼女のご実家のお母さまも、そんな豊かさを大切に暮らされていました。
彼女と買い物に行った際、整髪料を選んでいました。
500yen とかの商品の中から、彼女は一番高いものを選びました。
「用途が同じ、値段も20yen しか変わらない、だったら、気に入ったデザインを選ぶ」と。
それから彼女のお母さまにはこんなことを習いました。
(正確には、彼女から伝え聞いたのですが)
色柄ものと白いものは別々でお洗濯しなさい。
水道代や電気代、それからそれにかかる時間を惜しまないこと。
だって、お気に入りの洋服でしょ?
台無しにしてしまったら、
このお洋服代の方が節約した光熱費より高くつくのよ。
それから、彼女とお母さまにはよく貰い物をしました。
「使ってみてよかったから」
「デザインが気に入ってかったのだけど、使い勝手はイマイチなのよね、
まだたくさんあるからひとつ貰ってくれない?」
当初は、裕福なお家の方は考えることが違うなぁと
いつか自分もそうなりたいとの憧れと、
それ以上に自分と比べてのヒガミの負の感情の方が大きかった気がします。
時は過ぎ、今になって思うのです。
彼女とお母さまは、その時々の気持ちに、とっても素直なのです。
そして「あげた」なんて上からじゃなく「貰ってくれない?」なのです。
・・・・・・・✒︎・・・・・・・✒︎・・・
やっと「今」に戻って、スポンジの話です。
デザインの神はディティールに宿る。と、学生のころ教わりました。
全体を捉えてのディティールなのですが、
今の私のインテリアステップは、ディティールに移っていて、
このスポンジや掃除道具のような日常的に使うもの、
そして、それらを使った手入れの仕方のステージに入っていると思うのです。
愛着をもてるデザインで、本当に使いやすいもの、
出しっ放しにしても様になるものを見つけたいと思っています。
(関連:シンプルなリネンクロス)
そしてこのスポンジ、本当に使い心地が良いのです。
商品説明通り、泡立ちと泡切れがよく、
繊細な食器洗いから、ワイルドに洗いたいお鍋まで使えます。
なので、このスポンジはとてもラッキーな出会いでした。
デザインはモノトーンで気に入っていました。
もし使ってみてちょっと違かったら、
「貰ってくれない?」をしてみたいと思ったのですが、その出番はなくなりました。
↑私の場合、まだ純粋さが足りませんね・・・もっと修行しなくては。
なので、「使ってみてよかったから」です。
幼馴染の彼女はもちろんですが、
他にも何人か出来ました。
息子同士が同級生であることから仲良くなったご家族は、
私たちママがお互い趣味も違うのになんだか仲良くなり、
と言うか、私のずぼらっぷりを姉御肌のともねぇが見るに見かねて支えてくれているのですが。
パパ同士は毎週末、連れ立ってランニングする仲になりました。
ウチのパパは来るもの拒まずタイプなので、誘われるがままですが。
パパ曰く「彼みたいな良い人は自分とは関わらない方がいい」と言うくらい
素敵なパパさんなのです。
プロのパティシエさんで、余り物で作ったから〜といただくジャムが絶品です。
他にも、私を支えてくれるママ友や、
洗濯物を外に干ていると
「雨が降ってきたわよー!」とお声がけしてくださるご近所のおばあちゃんなど、
身の回りにお見かけするとこちらが勝手に笑顔になっちゃう方が増えました。
これってば、私にとってはとっても大きな変化なのです。
(関連:ホワイトなあしもと)
(関連:ライフログ【7】言葉(自分を作るもの))
またまた勝手にセンチメンタルになって、
勝手に考え過ぎていますが、
これは会社であった出来事と関連しているのかもしれません。
「今やっておけば ”いつか” 会社のためになるから」
私より社歴が長く、私より年下の子が言ったのです。
今までの私だったら、「そうね!やろう!」
前向きに取り組んでいたと思うのです。
ですが、今はそうは思えない、どうしてなのだろうかと考えました。
それは彼女の専門分野ではなく、
むしろ私の分野のデザインの話だったからなのもありますが、
それって、100yen shop で気に入りもしないスポンジを
そんなもんだからって買っていた状況と同じなのではないかなぁと思ったのです。
今節約しておけば、いつかお金が貯まるから。
「いつかっていつ?」
今、このデザインに投資しておけばいつか何かに変わるから。
「いつかっていつ?何かって何?」
聞いてみたけれど、それを言った本人は答えられませんでした。
答えられることが全てではないとは思うのですが、
「今やっておけば ”いつか”」
というのは、
「今(無理してでも)やっておけば “いつか”」
って、『無理してでも』が入るのが大半な気がします。
『無理』ってしんどい・・・
年齢のせいでしょうか、私はそう思うようになってきました。
それから、
私はスポンジ選びを「今」に焦点を置くことができたのです。
だから「未来」に繋がる可能性が見えてきた気がするのです。
(関連:お買い物貯金)
何も彼女の発言や行動の全てを否定しているわけではないのです。
そのバイタリティは魅力的だし、私もいつも刺激を受けています。
なんだろう、
なんだろう、私が投資される側に回りたいヒガミかな?
投資されるほどの努力をしていない自分に苛立っているからかな?
納得していない仕事があっても収入のためにやっている自分を認めたくないからかな?
全部正しくて、でも、全部受け止めきれなくて、
私は今、こうして日々もがいています。
そんな日々、
自分のセンスで意思決定できる住環境を整えることに魅力を感じています。
センスを磨くこと、自分と向き合うこと、
このやりがいのあることを前向きに進められれば良いなぁと、
仕事では、今まであげていたクオリティが当たり前になって、
+αのことを求められる年齢になったからこそ、
会社以外のことに目を向けたいと思いつつ、
本日もとりとめのない、まとまりのない日記を書いたのでした。
食欲をそそらせるには暖色系を、清潔感を漂わせるには寒色系を、
白はまだしも、黒となるとクールで近寄りがたい、
誰が決めたのか?!
ナチュラル=心地いいってなんで?!
ごめんなさい、会社でキリキリすることがあって、気が立っています。
起業家タイプの考え方の方には、
「今」に視点を置きすぎるのは、ネガティブな考え方に映るだろうけど、
現場では、苦水を飲まされている人がいるのもわかってね。
キッチンツール、特にスポンジは、消耗品ではありますが、
毎日使うものだから、お気に入りを選びたいと思うようになりました。
モノトーンなスポンジ
10個で、1978yen(税+送料)なので、1個;約200yen です。
200yen のスポンジ、高いですよね、正直、私も買うのに躊躇しました。
しかも、先日、ストックをしない誓いを立てた私なのです。
(関連:シンプルなお買い物:ストックについて)
初めて使うものをいきなり10個⁈
結局買ったのですが、ちょっと昔話を・・・
・・・・・・・✒︎・・・・・・・✒︎・・・
20代は収入と物欲のバランスが全く合っていなかったので、
消耗品であるスポンジは 100yen shop で、10個で100yen なんてものを買っていました。
あの、ピンクとか、みどりとか、黄色とか、水色とかのカラフルなのです。
全く気に入っていなかったけれど、
幼少期、田舎で育った私は、そんなものだと思って使っていました。
スポンジって使い捨てるものだし、機能はどれも大差ないのかと思っていたのです。
それから少しずつ、インテリアもほしいものを手に入れられるようになり、
雑誌でみるような、憧れの暮らしに一歩ずつ近づいていっている 気がしていた のです。
気がしていたのですが、何かが違うのです。
家具のクオリティかなぁなどと派手なものにばかり目が向いていました。
そんなある日、友達の家に遊びに行きました。
彼女とは幼馴染で、社会人になって一人暮らしをしてからも、家を行き来する唯一の友達です。
とてもセンスがよく、みんなの人気者です。
そんな彼女の家のキッチンを見てハッとしたのです。
洗剤は、ブラックのジュエリーみたいな素敵な容器に詰め替えて、
スポンジはそれに合う、ブラックのものを使っていました。
こんな感じのです。
すごくキレイでした。
確かにそこにあるのは、台所洗剤とスポンジという意味では、生活感なのです。
なのですが、この「生活感」は、今までこの言葉が意味していた、
昭和感というか、スタイリッシュとは逆のものではなく、
「心の豊かさ」のようなものに感じられたのです。
思い出してみると、
彼女も彼女のご実家のお母さまも、そんな豊かさを大切に暮らされていました。
彼女と買い物に行った際、整髪料を選んでいました。
500yen とかの商品の中から、彼女は一番高いものを選びました。
「用途が同じ、値段も20yen しか変わらない、だったら、気に入ったデザインを選ぶ」と。
それから彼女のお母さまにはこんなことを習いました。
(正確には、彼女から伝え聞いたのですが)
色柄ものと白いものは別々でお洗濯しなさい。
水道代や電気代、それからそれにかかる時間を惜しまないこと。
だって、お気に入りの洋服でしょ?
台無しにしてしまったら、
このお洋服代の方が節約した光熱費より高くつくのよ。
それから、彼女とお母さまにはよく貰い物をしました。
「使ってみてよかったから」
「デザインが気に入ってかったのだけど、使い勝手はイマイチなのよね、
まだたくさんあるからひとつ貰ってくれない?」
当初は、裕福なお家の方は考えることが違うなぁと
いつか自分もそうなりたいとの憧れと、
それ以上に自分と比べてのヒガミの負の感情の方が大きかった気がします。
時は過ぎ、今になって思うのです。
彼女とお母さまは、その時々の気持ちに、とっても素直なのです。
そして「あげた」なんて上からじゃなく「貰ってくれない?」なのです。
・・・・・・・✒︎・・・・・・・✒︎・・・
BRUNO さま は、日常使いなので、出しっ放しにしています。
やっと「今」に戻って、スポンジの話です。
デザインの神はディティールに宿る。と、学生のころ教わりました。
全体を捉えてのディティールなのですが、
今の私のインテリアステップは、ディティールに移っていて、
このスポンジや掃除道具のような日常的に使うもの、
そして、それらを使った手入れの仕方のステージに入っていると思うのです。
愛着をもてるデザインで、本当に使いやすいもの、
出しっ放しにしても様になるものを見つけたいと思っています。
(関連:シンプルなリネンクロス)
そしてこのスポンジ、本当に使い心地が良いのです。
商品説明通り、泡立ちと泡切れがよく、
繊細な食器洗いから、ワイルドに洗いたいお鍋まで使えます。
前使っていたスポンジ↓ 同じ 200yen で 見た目の可愛さと、
実は・・・
送料無料にするために金額合わせでポチッとしてしまいました。
実は・・・
送料無料にするために金額合わせでポチッとしてしまいました。
可愛い、可愛いのですが、
我が家のラフさには向かなかったです。
なので、このスポンジはとてもラッキーな出会いでした。
デザインはモノトーンで気に入っていました。
もし使ってみてちょっと違かったら、
「貰ってくれない?」をしてみたいと思ったのですが、その出番はなくなりました。
↑私の場合、まだ純粋さが足りませんね・・・もっと修行しなくては。
なので、「使ってみてよかったから」です。
幼馴染の彼女はもちろんですが、
他にも何人か出来ました。
息子同士が同級生であることから仲良くなったご家族は、
私たちママがお互い趣味も違うのになんだか仲良くなり、
と言うか、私のずぼらっぷりを姉御肌のともねぇが見るに見かねて支えてくれているのですが。
パパ同士は毎週末、連れ立ってランニングする仲になりました。
ウチのパパは来るもの拒まずタイプなので、誘われるがままですが。
パパ曰く「彼みたいな良い人は自分とは関わらない方がいい」と言うくらい
素敵なパパさんなのです。
プロのパティシエさんで、余り物で作ったから〜といただくジャムが絶品です。
他にも、私を支えてくれるママ友や、
洗濯物を外に干ていると
「雨が降ってきたわよー!」とお声がけしてくださるご近所のおばあちゃんなど、
身の回りにお見かけするとこちらが勝手に笑顔になっちゃう方が増えました。
これってば、私にとってはとっても大きな変化なのです。
(関連:ホワイトなあしもと)
(関連:ライフログ【7】言葉(自分を作るもの))
台所仕事といえば、ゴム手袋も必要です。
ホワイトなグローブ
またまた勝手にセンチメンタルになって、
勝手に考え過ぎていますが、
これは会社であった出来事と関連しているのかもしれません。
「今やっておけば ”いつか” 会社のためになるから」
私より社歴が長く、私より年下の子が言ったのです。
今までの私だったら、「そうね!やろう!」
前向きに取り組んでいたと思うのです。
ですが、今はそうは思えない、どうしてなのだろうかと考えました。
それは彼女の専門分野ではなく、
むしろ私の分野のデザインの話だったからなのもありますが、
それって、100yen shop で気に入りもしないスポンジを
そんなもんだからって買っていた状況と同じなのではないかなぁと思ったのです。
今節約しておけば、いつかお金が貯まるから。
「いつかっていつ?」
今、このデザインに投資しておけばいつか何かに変わるから。
「いつかっていつ?何かって何?」
聞いてみたけれど、それを言った本人は答えられませんでした。
答えられることが全てではないとは思うのですが、
「今やっておけば ”いつか”」
というのは、
「今(無理してでも)やっておけば “いつか”」
って、『無理してでも』が入るのが大半な気がします。
『無理』ってしんどい・・・
年齢のせいでしょうか、私はそう思うようになってきました。
それから、
私はスポンジ選びを「今」に焦点を置くことができたのです。
だから「未来」に繋がる可能性が見えてきた気がするのです。
(関連:お買い物貯金)
何も彼女の発言や行動の全てを否定しているわけではないのです。
そのバイタリティは魅力的だし、私もいつも刺激を受けています。
なんだろう、
なんだろう、私が投資される側に回りたいヒガミかな?
投資されるほどの努力をしていない自分に苛立っているからかな?
納得していない仕事があっても収入のためにやっている自分を認めたくないからかな?
全部正しくて、でも、全部受け止めきれなくて、
私は今、こうして日々もがいています。
そんな日々、
自分のセンスで意思決定できる住環境を整えることに魅力を感じています。
センスを磨くこと、自分と向き合うこと、
このやりがいのあることを前向きに進められれば良いなぁと、
仕事では、今まであげていたクオリティが当たり前になって、
+αのことを求められる年齢になったからこそ、
会社以外のことに目を向けたいと思いつつ、
本日もとりとめのない、まとまりのない日記を書いたのでした。