ミニマムな時間の捻出方法

またしても、
時間節約方法No1「テレビをみないこと」の鉄則を破ってしまいました。

以前の日記:​ミニマムな時間の使い方(というか、捻出方法)


Amazonプライム・ビデオの海外ドラマを見はじめてしまいました。
(→そしてもう見終わってしまいました)


でも、時間を無駄にした、なんて後悔は全くなく、この作品と出会えてよかったと思っています。





グッド・ガールズ!~NY女子のキャリア革命(邦題)
原題は「Good Girls Revolt」
60年代の終わりから70年代の初めにかけての実話を元にしたフィクションらしいです。
ドラマでは New York が舞台になっています。
男性至上主義の時代に、アメリカの出版社で働く女性たちは、能力がありながらも望むような仕事を与えてもらえず、低賃金な上、セクハラも当たり前だった、
そんな体制を打破するために女性たちは一致団結して、会社を訴えるお話です。



【1】女性たちは差別的な職場環境が当たり前だと思っている、
   自分がどうしたいのか、願望にまだ気がついていない

【2】自分のしたいことに気がつく
   男性のサポートではなく、対等に仕事がしたい!
   自分でも記事を書き、自分のアイデンティティを示したい
  (この舞台となった出版社は、記事を書くのは男性で、女性は許されなかったそうです)

【3】会社にお願いしても状況は変わらない、だったら訴えよう!


シーズン1は、訴えるところで終わります。


シーズン1は、Amazonプライム・ビデオの独占配信のようです。
シーズン1以降の、訴えた後の続きがみたいところですが、大人の事情で色々あるみたいです。



私が気になったのは

主人公の一人パティが、ペアを組んでいる記者である彼氏ダグに、記事を書かせてもらうチャンスをもらえたところです。
(この時はまだ彼氏は、彼女の願望や、会社を訴えようと準備を進めていることは知らないのです。)
ヒッピー系肉食女子パディと、正統派イケメンのダグは、
意見の食い違いから、なんども山あり谷ありを繰り返しながらも、このころはお互いいい感じで仕事が進んでいました。
そんな中、与えてもらったチャンスだったのですが、パディは思うような記事がかけなかったのです。
ダグの書く記事を近くでみていて、自分だったらもっといい記事にできると何度もモヤモヤしていたパディ、
実際にダグの記事はパディの指摘や校正で魅力を増していったのは事実です。
でも、なにもないところから記事を書くのは思ったより難しかったのです。

のちの、訴訟の前日に、偶然ダグはパティたちが会社を訴えることを知ってしまいます。
その時ふたりはこの時の記事の話をします。
パディはダグに反論します。
「あなただって初めから完璧だったわけではないでしょ、経験を積んで今は立派な記事がかけるようになったのでしょ」
「私はその機会すら与えられないの」



このシーンには複雑な気持ちになりました。



ストーリーの中で、パティは何度か自問します。
「自分に本当に記事がかけるのか」
願いが叶って、記者になれたとしても、魅力的な記事が書けなければ、
ほらやっぱり女は、ってただのヒステリーで終わってしまう、
そのためには努力をしなくてはならない、
今後、このドラマが続くとしたら、この辺りが掘り下げられていくだろうと思われるので、
続編を楽しみにしています。